男子ゴルフの石川遼が出場する米ツアーのアーノルド・パーマー招待(米フロリダ州オーランド)で、ひざの手術から復帰3戦目のタイガー・ウッズ(米国)がマスターズ前最後の試合に臨む。25日の記者会見では「感触はいい。いいショットも多かったし、パットも少しずつだが良くなっている」と復帰後初優勝への抱負を語った。

 復帰初戦のアクセンチュア世界マッチプレー選手権では、実戦勘の不足もあって、ミスが多かったという。だが、続くCA選手権では「日に日に状態が上向いていることが感じられた。アイアンの距離感も良くなっていた」と話すように、完全復活への足音は次第に大きくなっている。

 予選ラウンドを同組で回るパドレイグ・ハリントン(アイルランド)は昨年の全英オープン、全米プロと連勝し、ウッズ以来のメジャー4連覇を目指す。

 自分が受けた重圧を思い出し「全米プロからマスターズまでの長い期間、ずっと同じことを尋ねられた。その間が、ぼくには永遠のように感じられた」とウッズ。「どうやってそれと向き合うかだろう」と、快挙へ突き進むハリントンを思いやっていた。(共同)