米女子ゴルフのメジャー第1戦、クラフト・ナビスコ選手権の開幕を翌日に控えた28日、宮里藍、宮里美香、上田桃子、馬場ゆかりの日本勢が米カリフォルニア州ランチョミラージュのミッションヒルズCC(6738ヤード、パー72)で最終調整した。

 そろって口にしたのは、例年に比べてラフが短いこと。飛距離よりも正確性で勝負したい日本勢にとって、やや不利な設定となった。今季4戦全てで6位以内と好調の宮里藍はプロアマ戦に出場し「今までで一番いい状態。調子は上げられている」とメジャー初制覇への手応えを示した。

 宮里美は9ホールを回り「いい感じ。ショートゲームの練習がすごくうまくできた」と上昇気配。2週間前の大会を体調不良で途中棄権した上田は「もう大丈夫。出るからには言い訳せずに、粘り強く戦いたい」と決意を示した。馬場は入念にパット練習を行い「グリーンは硬くなると思う。(試合で)様子を見ながら確かめていきたい」と話した。