<男子ゴルフ:日本オープン>◇最終日◇14日◇沖縄・那覇GC(7176ヤード、パー71)◇賞金総額2億円(優勝賞金4000万円)
池田勇太(26=日清食品)は体調不良で優勝の望みを断たれた。5番パー4の第1打を打った直後、トイレにかけこみ嘔吐(おうと)。この時は具合の悪さを隠し、次の6番パー5ではバーディーまで挙げた。
しかしファンが待っていた、代名詞の「どや顔」は見られず。7番パー4第2打地点では、グリーンが空くのを待っている間に、今度はめまいがひどくなった。突然キャディーバッグにもたれかかり、肩で息を始める始末。このホールでボギー、9番でダブルボギーと一気に崩れた。
10番パー5では、フィニッシュの形も取れないフラフラの状態で打った第2打を、ピン手前1・5メートルにつけて、意地のイーグル。だが体調が回復したわけではなく、その後3ホールでさらに4つスコアを落とした。
それでも難関14番パー4でパーセーブすると「今何位だ?
9位か。もう落とさんぞ」とか細い声ながらキッパリ宣言。17番パー3では「ボールが20個くらいに見える」と第1打をトップさせ池に打ち込んだが、水切りを起こしてグリーン手前のラフまで達する奇跡も。執念のパーセーブを重ね、一時は7位にまで浮上した。
「ば、バーディー」とうわごとのように言って臨んだ18番パー4では、力尽きたのか1メートルのパーパットを外した。それでも10位に入り「まあ、よくやっただろ」とポツリ。2週連続優勝こそならなかったが、今季のトップテン回数を10とし、藤田を上回ってこの部門の首位に立った。

