今季国内男子ツアーで初の賞金王に輝いた小田孔明(36=フリー)が8日夜、11日にタイ・アマタスプリングCCで開幕するアジアツアーのタイ選手権に出場するため、羽田空港でバンコクへの出発便にチェックインした。

 7日に日本シリーズJT杯で3位に入り、世界ランクが自己最高の53位にアップ。年内最終戦の同選手権でさらに順位を上げ、年末時点の50位以内という来年4月の海外メジャー、マスターズ出場圏内を目指す。

 小田孔は「ベスト5を目指します。そうすれば、確実に50位以内に入れる」と目標設定。「コースはロイヤル・トロフィーでプレーしたこともある。昔のことだから細かいところはラウンドして思い出さないといけないけど、割と好きなタイプのコースだった印象はある」と話した。

 世界ランク4位のB・ワトソンや、同7位のガルシアなど強豪選手がそろい、結果次第で得られる世界ランクのポイントが高く設定されているチャンスをきっちり生かすつもりだ。