桃子が「二刀流」でパワーアップする。日本女子ツアー開幕戦、ダイキンオーキッドは明日7日、沖縄・琉球GCで始まる。昨季賞金女王の上田桃子(21=ソニー)は5日、江連忠コーチとともに、右に曲がる「フェードボール」を特訓。左に曲がる持ち球のドローボールとの「二刀流作戦」で国内開幕戦Vを目指し、今季から本格参戦する米女子ツアーの難コース攻略にもつなげる。

 上田が本格的に新たな「球筋」の習得に乗り出した。約1カ月ぶりに師匠の江連コーチと再会。練習ラウンドで右に曲がるフェードボールを打ち続けた。「(右へ曲げて)風にぶつけるショットや、止めるショットはメジャーで戦うために必要だし、避けては通れない」。9ホールを回った後も約1時間半、練習場で汗を流した。

 57位に終わった前週の米ツアー、HSBC女子選手権では「左へ曲がって球が止まらない」症状に悩まされた。だからこそ左に曲がる持ち球のドローボールとは逆の球筋は、今季本格参戦する米ツアーの難コースを攻略する上で不可欠になる。米ツアー元賞金女王の大先輩、岡本綾子にも「(右へ曲がる)カットボールを練習しなさい」と言われていた。

 江連コーチは「ハワイに行く前のスイングは80点だったけど、今は70点。(フェードボール習得は)まだまだこれからだけど、低いフェードを練習すれば、左への曲がりも減る」と説明。上田も長期的な習得プランを描くが「試合でも無駄にしない範囲で、試していくことが大事」と、今大会でも積極的にフェードボールを打っていくつもり。左右に曲がる両球種での「二刀流作戦」で、国内開幕戦に臨む。【木村有三】