3つ目のCM出演は父への恩返しだ。石川遼(16=パナソニック)が、全国信用金庫協会(全信協)のテレビCMに出演することが6日、分かった。全信協は、全国約300の信用金庫を会員とする社団法人。父勝美氏(51)が、現在も埼玉県信用金庫に勤務する縁で「豊かな未来づくりに向け、地域とともに発展していく」信用金庫の新イメージキャラクターに起用された。近日中に撮影を行い、4月6日からオンエアされる。

 1月のプロ転向後、正式に決定したテレビCM出演は、用具契約のヨネックス、仲間由紀恵(28)との初共演が話題を呼んでいるロッテに続き、3本目。これまでは、持ち前のさわやかさと名演技で、視聴者に製品を訴えてきたが、今回は業界全体のPR。自分を育ててくれた父の職場への感謝の気持ちで、出演を快諾した。同協会の広報は「人と人の縁、家族や地域とのつながりをモットーとする信金に、これほどふさわしい親子はいません。契約金は申し訳ないほどお安いのですが、石川選手に業界のイメージアップに協力していただきました」と話した。

 全信協では、06年度から若手女優の原田夏希(23)をCMに起用。サンデーモーニング(TBS系28局ネット)などで、全国8000店舗の信金ネットワークのPRを続けている。石川との契約は、単年だが自動更新。「今年は原田さんと男女の2枚看板でいきます」と同広報。将来的には2人の共演もあるという。