<男子アマチュアゴルフ:日本選手権>◇最終日◇12日◇北海道クラークCC(6944ヤード、パー72)

 17歳のキム・ピーオ(韓国)が7-6で小平智(鷹)に快勝し、初優勝した。キムは最初の9ホールをオールスクエアで終えたが、10ホール目以降は着実にリードを広げた。29ホール目の11番でラフからチップインイーグル、続く12番でバーディーを奪って勝負を決めた。2人は9月に開催される日本男子ツアーのパナソニック・オープンへの出場権を手にした。

 韓国協会の推薦を受けて出場したキムはピンチでも淡々とプレーし、勝利を引き寄せた。「日本アマは韓国選手の誰もがあこがれる大会。去年のこの大会が初のマッチプレーだったが、1回戦で負けてしまった。その経験を生かすことができたと思う」。

 運も味方につけた。29ホール目(11番、パー4)の2打目。ピンを越えたボールがグリーンを転がって戻り、そのままカップに吸い込まれてイーグル。「(キャディーの)父にクラブを渡していて見ていなかった」と笑ったが、終盤に粘りを見せていた小平の息の根を止めた。

 ほかにもショートホールで強過ぎたティーショットが直接ピンに当たって止まったり、OBを打ったホールで相手も崩れたりと、ミスをした数少ないホールも落とさず、優勝につなげた。世界のアマチュアランキング8位。現在ソウルの高校に通う韓国のトップアマは「なかなか勝てなかったけど、やっと勝てた」と涙を浮かべた。