<女子ゴルフ:NEC軽井沢72>◇初日◇15日◇長野・軽井沢72G北C(6583ヤード、パー72)◇賞金総額6000万円(優勝1080万円)

 大会連覇を狙う福嶋晃子(35)の妹、浩子(30=インタープレイス)が5アンダーで初の首位に立った。ショットが復調して6バーディー、1ボギーの67と、ツアー自己ベストスコアをマークした。首位には古閑美保(26)原江里菜(20)吉田弓美子(21)が並び、福嶋晃は3アンダーの8位スタート。横峯さくら(22)はイーブンパーの36位と出遅れた。

 シード権を持たず、主催者推薦で出場の福嶋浩子が飛び出した。「きのうのプロアマで6バーディーを奪って、1週間分の運を使っちゃったけど、そのままいい流れでいけた」と満面笑み。ショットの乱れに苦しんでいた先週の練習で、姉晃子らにアドレスの向きから徹底的に直してもらったのが奏功した。姉と初めて同組で回りたいという気持ちが強い。「姉は回りにくいと思うかもしれないが、私はいつか回りたい」。

 肩のケガで一時はゴルフをあきらめかけた。しかし、思い直してティーチングプロの資格を収得。06年からはツアー予選会に挑んだ。この日のラウンドを見届けた母静江さんは「これまでの努力が少しは日の目を見たかなという思いです」と喜んだ。2日目次第では姉妹で優勝争いの可能性もある。晃子は「妹はかみ合ったらすごいスコアが出る。頑張ってほしい」とエールを送った。