<女子ゴルフ:日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯>◇3日目◇12日◇岐阜・岐阜関CC東C(6632ヤード、パー72)◇賞金総額1億4000万円(優勝2520万円)

 馬場ゆかり(26=フリー)が、この日のベストスコアに並ぶ69をマークし、通算5アンダーの211で、首位と2打差2位に浮上した。シード選手で最も小柄な149センチの身長ながら、プロ野球選手との合同練習で鍛えた体は元気いっぱい。史上最も背の低い国内メジャー勝者を目指し、通算7アンダーで首位を守る諸見里しのぶ(23)を追いかける。

 ぬれた149センチの体が、大きく見えた。降りしきる雨にも、馬場の集中力は乱れない。雷による2度目の中断が明けた後の14、15番で3メートルを沈めて連続バーディー。17番パー4でも残り126ヤードから2メートルにつけ、5個目のバーディーを奪った。首位を快走する絶好調の諸見里を2打差で追走。「気持ちを切らさずいいプレーができた。キャディーさんと『待ってろ、しのぶちゃん』と言いながら回ってました」と、ニヤリ笑った。

 諸見里と同様に、今大会まで今季全23試合にフル出場中だ。オフに親交のあるプロ野球オリックス塩崎真内野手と、岡山のゴルフ場で1週間合宿。9ホールのランニング、坂道ダッシュなどで体を鍛えた。昨年は夏場に3戦連続予選落ちしたが、体力を蓄えた今年は8月CATレディース3位、ヨネックスレディス2位と逆に調子を上げた。

 今週は、9日が誕生日だった父信弘さん(56)らと、岐阜・関市名物のウナギのかば焼きを食べてスタミナも強化。「すごく元気。タフになったと思う」と、小さな体はエネルギーの塊だ。過去の国内メジャー大会で、最も背が低い勝者は06年日本女子オープンの張晶で152センチ。「前を向いて、上を向いてプレーしたい」。馬場の言葉に、力がこもった。【木村有三】