池田勇太(24=日清食品)が「オレ流」でマスターズに挑む。7日、米ツアー転戦のため渡米した。初のメジャーとなる4月のマスターズに向け、11日からのWGC・CA選手権を皮切りに米ツアー3連戦に出場。最終目標マスターズへはコースの「予習」はせず、第一印象を重視して戦うと宣言。所属先の商品のカップめんを持ち込むなど、ライバル石川遼とは正反対の「勇太流」で挑戦する。

 池田らしく、マスターズ挑戦の「意欲」を語った。コース攻略の準備について聞かれると「してないよ」とひと言。「コースは行って見た感じで。第一印象が大切。(予習していくと)見たときに全く違うと、かえって悪い印象になる。何も聞かずに行く方がいい」。初のメジャー挑戦に、気負いは感じられない。

 ライバル石川は昨年の初挑戦で、事前にコース攻略法を研究した。私設練習場にはマスターズの舞台、オーガスタナショナルGCと同じ砂を入れたバンカーをつくったり、大会前には練習ラウンドを8回こなすなど、念入りに準備した。池田は全く逆のスタイルで挑戦する。

 「日本でもそうだったし、今まで通りにやる」と、事前準備よりも自分の感性を信じる。米ツアー3連戦後にマスターズまで1週間空くが「オーガスタに早めに入るとは思うけど、あんまり(練習ラウンドは)やらないと思います」と、屈託がない。

 特別に持って行く物を聞かれ「ヤラセみたいで嫌だな」と成田空港の会見場で、所属先と商品名のロゴが入ったボードを指さして「どん兵衛、4種類だっけ」と照れ笑いを浮かべた。数は不明だが、きつね、たぬき、カレーにシーフードと4つの味を持ち込む。「ジュニア時代から10回以上米国に行ってるけど、食べ物や生活も問題ない」と、米国慣れしているのも強みだ。

 昨年終盤に悪化した腰の状態は「70%ぐらい。思ったよりいい状態で期待できる」といい「(3連戦で)試しながら、マスターズにヤマ場をもっていけたら。予選通過、あわよくば上位争いしたい」と、米国での目標を掲げた。転戦途中からは母ゆみさんも合流する。この日は鼻声が気になったものの「花粉症。向こうに行くと治る」と笑った。夢舞台マスターズに向け「勇太流」挑戦が始まる。【赤坂厚】