<米男子ゴルフ・世界選手権シリーズ:CA選手権>◇2日目◇12日(日本時間13日)◇米フロリダ州、ドラル・リゾート(7334ヤード、パー72)◇賞金総額850万ドル(約7億6500万円)優勝140万ドル(約1億2600万円)
【マイアミ(米フロリダ州)=阿部健吾】池田勇太(24=日清食品)が6バーディー、2ボギーの68をマーク、17位から首位と5打差の通算5アンダー、139で7位に浮上した。フェアウエーキープ率85・7%は出場68人中1位。腰痛で控えていた球を打つ練習を開始して約1カ月。本来の切れ味鋭いショットが戻り、調子も上向いてきた。首位には通算10アンダーでアーニー・エルス(南アフリカ)が立った。
第1打を放った池田が、悠々と第2打地点に歩みを進めていく。フェアウエー(FW)キープは14回中12回。世界ランク上位50人中48人が集い、メジャー大会と遜色(そんしょく)ない舞台で、出場選手トップの数字に「良いゴルフだったね。まあ上出来じゃないかな。風も昨日より弱かったしね」。午後には2度のサスペンデッドになるほどの猛烈な雨風に襲われた2日目。早いスタートで、激しくなる前にホールアウトする幸運も味方に付けた。
「こういう芝質だと、FWとラフは全然違う。ラフだと第2打目がどこまでもすっ飛んでしまうしね」。粘りつくフロリダ州特有のバミューダ芝を刻んで避けるため、第1打で3番ウッド(3W)を4ホール使用。同州の芝は、高校時代のジュニア大会で経験があった。5番394ヤードのパー4では3Wを握り、FWからの第2打でピン上2メートルへ。沈めてバーディーとすると、福田キャディーとグータッチで喜びを表した。
昨秋に発症した腰痛で、球を打つ練習を開始できたのは2月初旬のハワイ合宿から。同17日にはアクセンチュアマッチプレーで1回戦負けを喫したが「球打ち出して2週間。それで完ぺきになったらビックリしちゃうよ」。今季2戦目の今大会では、米ツアーの試合に帯同するトレーニングカーを積極的に活用。1日1時間汗だくになるほど体を動かし、回復具合に「1カ月でこれだけの状態ならね」と満足げだ。
99年創設の今大会では、00年田中秀道、05年丸山茂樹の11位が日本人最高位。「エンジンがかかってきた?
あんまかけるとオーバーヒートするからね。明日から全開にして頑張りますよ」。スピードを上げるように調子も上げ、優勝争いへアクセルを踏んでいく。

