<女子ゴルフ:ヨコハマタイヤPRGRレディス杯>◇2日目◇13日◇高知・土佐CC(6262ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

 昨季賞金女王の横峯さくら(24=エプソン)が68をマークして、通算6アンダーで首位と1打差2位に浮上した。安定したショットで全ホールパーオンに成功し、5バーディーを奪取。08年大会では50センチのパットを外して惜敗し号泣した因縁のコースで、リベンジ&今季初Vに前進した。

 苦い思い出を振り払うチャンスが来た。08年の今大会、横峯は2位申ジエに2打差をつけ最終日最終ホールを迎えながら、50センチのボギーパットをミス。プレーオフの末に敗れると約10分間泣き続けた。あれから2年。68をマークして2位に浮上した昨季女王は、きっぱり言った。「あの悔しさがなければ、去年賞金女王にもなれなかった」。

 強く、たくましく成長したゴルフでバーディーを積み重ねた。最終18番では残り125 ヤード の第2打を、9番アイアンでピン右2メートルにつけ、フックラインを読み切った。全18ホールでパーオンに成功させる危なげない内容だった。「ドライバーが大きく右に曲がることもなくなった。アプローチで(高く上げて止める)ロブショットもできるようになった」。ホールアウト後に東京から駆けつけた父良郎氏も、娘の進化に目を細めた。15日はその父親の50歳の誕生日。父が見守る前で最高の前祝いもしたい。

 最終日最終組で新鋭の首位森田を1打差で追うが、開幕戦を制した韓国のアンの存在も闘争心を高める。「そんなに簡単に勝たれては、日本のゴルフ界も怪しくなる」。女王の責任を、勝利という結果で果たす。【木村有三】