<女子ゴルフ:ゴルフ5レディス>◇2日目◇4日◇岐阜・みずなみCC(6514ヤード、パー72)◇賞金総額6000万円(優勝1080万円)

 上原彩子(26=モスフードサービス)が39位スタートから、自己ベストスコアで大会記録となる63をマークし、通算9アンダーの単独首位に躍り出た。4連続を含む9バーディー、ノーボギーの猛チャージ。初日首位の飯島茜(27)の父一男さんから指導を受けたパットがさえまくり、今季初Vに王手をかけた。飯島は1打差2位。2打差4位にツアー復帰戦の大山志保(33)諸見里しのぶ(24)馬場ゆかり(28)らがつけた。

 魔法のようにパットが入った。上原は首位と5打差でスタートすると2番から4連続バーディーと前半で4つスコアを伸ばし、首位を完全にとらえた。インは最終18番でピン奥カラーから6メートルを沈めて5バーディー。9バーディー、ノーボギーの自己ベストで大会記録となる63。最終的に首位に立っていた。

 「昨日は2~3メートルを全部外したのに」と笑う。変身の陰に、ライバルの父がいた。前日、4パットのダブルボギーで最終18番をホールアウト後、初日首位の飯島の父一男さんに指導を受けた。「頭を動かさない。背筋を意識して」と言われ、背中を触ってもらいながら打つと3~4メートルの練習パットが100%入った。その教えを忠実に実践したという。

 この日、コース近くの恵那市は9月の観測史上最高気温36・6度を記録した。故郷の「沖縄より暑い」と苦笑いするが、体調は万全だ。例年悩んできた夏バテも今年は無縁。開幕から22戦皆勤を続けながら、夏場に体重が1~2キロ増えた。「やせてしまうとシーズン終盤がきつい」と1日3度、プロテインを摂取。開幕前々日にはもつ鍋、焼き肉4人前を仲のいい趙純華と2人で平らげた。

 昨年3月のヨコハマタイヤPRGR杯以来となるツアー通算3勝目へ。当時の第1ラウンドでマークした64が従来のベストスコア。先週のニトリレディスはホールインワンで表彰式に出たが「やっぱり勝って出たいですね」という。猛残暑のコースで、沖縄娘は元気いっぱいだ。【加藤裕一】