<女子ゴルフ:LPGAツアー選手権リコー杯>◇最終日◇28日◇宮崎・宮崎CC(6520ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝2500万円)

 賞金ランク2位に終わった横峯さくら(24=エプソン)が、女王奪還を目指す来季へ、小技を強化ポイントに挙げた。7位から出た最終日は75と崩れ、通算8オーバーの9位で終了。73で回った朴仁妃(22)が通算1アンダーで優勝した。今季34戦で日本勢と外国勢の勝数は同じ17勝。韓国選手を中心とした強豪外国勢打倒へ、昨季女王の横峯は「オフは100ヤード以内を練習する」と誓った。

 優勝した朴を脅かすこともなく、横峯は9位に敗れた。2日連続バーディーを取れず、自己最長「39ホール連続バーディーなし」の悔しさを残して今季を終了。「今日は、今年を物語っていた気がする」と肩を落とした。全日程を終えて外国勢は過去最多17勝。日本勢と同じ数になった。来年2月に定年で勇退する日本女子プロゴルフ協会の樋口久子会長(65)は「(危機感を)感じますね。日本選手が頑張るしかない」と話した。史上初の「4年連続獲得賞金1億円超え」を決めた横峯は「オフには100ヤード以内をもっとしっかり練習していく。(外国勢を)誰かが止めないといけない。その中の1人になれるように頑張りたい」と、この冬は徹底的に小技を磨く。【木村有三】