<男子ゴルフ:ダンロップフェニックス>◇初日◇17日◇宮崎・フェニックスCC(7010ヤード、パー71)◇賞金総額2億円(優勝4000万円)

 スーパーアマが、予選落ちの危機に陥った。先週の三井住友VISA太平洋マスターズを制したアマチュアの松山英樹(19=東北福祉大2年)が、3オーバーの74と崩れて60位と出遅れた。フェアウエーキープ率28・57%とティーショットが安定せず、苦しいスタート。谷原秀人(33)と原口鉄也(37)が5アンダーの66で首位に並んだ。

 まさかの乱調だった。アマチュアとして石川遼以来のツアー制覇を成し遂げたばかりの松山が、松林へと球を曲げ続けた。フェアウエーに飛んだのはわずか4ホールだけだった。キープ率は28・57%(75位)。「こんなひどい内容とは。自分でもびっくりしてます」。首位と8打差60位と大きく出遅れ、肩を落とした。先週の快挙の後、周辺が騒がしくなった。取材依頼が殺到し、日本シリーズ直後のツアー表彰式にも出席し特別賞を授与されることが濃厚だ。激変した身の回りにも「疲れはない」と言い切るが「スイングは思うような動きができない」と嘆いていた。