【ホノルル(米ハワイ州)6日=塩畑大輔】男子ゴルフの石川遼(22=CASIO)が“遼リポート”で、国内男子ツアーの巻き返しに一役買う。9日に米ハワイ州・ワイアラエCCで開幕するソニー・オープンに向け、6日に練習ラウンド。終了後には出場選手登録の様子を、同行スタッフに依頼し、つぶさに写真に収めた。

 この大会はタブレット端末を使って、出場選手登録をオンラインで行えるシステムが採用されていた。4日の理事会で選手会の副会長に選出され「海外アドバイザリー」担当を任された。米ツアーの良い面を国内ツアーに取り入れるべく、情報をフィードバックする役割を担う。今回は日本人選手が多く参加するが、それでも自分の担当は担当。さっそく最新の米ツアー事情をリポート化するため、最新のシステムの取材を行ったのだ。

 米ツアーで1年を戦い抜き「国内ツアーでも取り入れるべき点がたくさんある」と話していた。池田勇太選手会長も「普通なら海外でプレーしている選手に理事は任せられない。でも遼は国内ツアーを盛り上げたいという意識が高いので、お願いすることにした」とうなずく。今後も随時「遼リポート」とは日本に送られる見込み。米国にいるからこそ、国内ツアーを盛り上げるべく、石川は精力的に情報収集に努める。