<米男子ゴルフ:プエルトリコ・オープン>◇第1日◇6日◇米自治領プエルトリコ・リオグランデ、トランプ国際GC(パー72)

 石川遼(22=CASIO)は5バーディー、3ボギーの2アンダー70で、首位と4打差の32位スタートとなった。前週まで3試合連続で予選落ちしていたが、今大会は一昨年に2位になるなど相性のいいコース。この日はパットの好調さと粘りを発揮した。今田竜二(37)は2バーディー、3ボギーの73で77位。66で回ったブライアン・スチュアード(米国)が首位発進した。

 好相性のコースで石川が復調のきっかけをつかもうとしている。スタートの10番でバーディー発進、前半インを2アンダーで回ると、後半は粘りを披露した。1番、5番でボギーも、いずれも直後のホールでバーディー。9番では微妙な2メートル半のパーパットをねじ込んだ。「思ったより集中できた」と納得顔だ。

 ショットは「お世辞にもいいとは言えない」と笑った。だが「グリーンも読めているし、タッチも出やすい」とパットには好感触。一昨年は初出場ながら「グリーンが合っている印象があった」と振り返るように、もう少しでプレーオフ行きの2位。昨年は第3ラウンドでホールインワンも達成した。「今日の2アンダーも自分的には『まだまだだな』というのはある。明日以降は順位を上げていきたい」と、攻めの姿勢が出てきた。