<女子ゴルフ:日本女子オープン>◇第1日◇2日◇滋賀・琵琶湖CC栗東・三上C(6522ヤード、パー72)◇賞金総額1億4000万円(優勝2800万円)

 昨季賞金女王の森田理香子(24=リコー)が熱愛中であることが分かった。相手は個人契約を結ぶ安福一貴トレーナー(38)で、今年2月から交際を開始。森田は「ゴルフしかない私ですが、恋愛もさせてもらっています」と明言した。国内メジャー初制覇へ、この日は7打差50位と出遅れたが、公私の充実ぶりを力に巻き返す。

 昨季の賞金女王で、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)へのファンメール数も1位。日本女子界屈伸の人気プロ、森田の熱愛が判明した。相手はスポーツトレーナーの安福氏。森田は「聞かれへんから言わへんかっただけです」と照れながらも、結婚については「そんなんまだまだ考えてませんけど、すごく楽しいです」と交際の事実を認めた。

 出会いは昨年12月。オフの体作りで世話になっていた日立マクセルのソフトボール部が廃部となり、知人の紹介で安福氏と知り合い、今年2月に「自然な感じで」(森田)交際に発展した。3月には安福氏と個人契約を結んだ。現在はトレーニングメニューを送ってもらう一方、ツアーの合間を縫って会うようにしているという。

 相手は14歳年上。森田は「ちょっと年は離れてますけど、私の知らない体作りのこととか、すごく勉強になる。ゴルフしかない私ですが、恋愛もさせてもらって、公私ともに上向きです」と笑顔で語る。今季は交際開始1カ月後の3月、開幕第3戦Tポイントレディースで優勝しているが、2勝目はまだだ。

 今季国内メジャー第3戦の今大会は、まだ手にしていない日本タイトルでもある。この日は1バーディー、3ボギーの74。首位と7打差50位と出遅れたが、残り3日で「まだまだいけます」ときっぱり。「今のままでは『スポーツ選手としてダメになった』と私も言われるし、相手も言われる」。第2日以降の巻き返しに、やる気満々だった。【加藤裕一】

 ◆森田理香子(もりた・りかこ)1990年(平2)1月8日、京都市生まれ。京都学園高2年の06年からナショナルチーム入り、日本女子オープンでベストアマなどを獲得。08年プロテスト合格、09年から岡本綾子に師事。昨季4勝で賞金女王となるなどツアー通算7勝。164センチ、57キロ。

 ◆安福一貴(やすふく・かずたか)1976年(昭51)4月20日、東京都生まれ。学生時代に野球、陸上競技(400メートル)など経験、21歳から空手も。健康運動実践指導者、トレーニング指導士などの資格を取得。巨人片岡、高橋由ほかプロ野球選手、Jリーガー、プロゴルファーなどを担当。183センチ。