<米女子ゴルフ:台湾選手権>◇第1日◇30日◇台湾北部・美麗華クラブ(パー72)

 9月のヨコハマタイヤ・クラシック以来の米ツアー参戦となった宮里藍(29=サントリー)が、61位と出遅れた。3バーディー、4ボギーの73でスコアを伸ばせなかった。野村敏京が1イーグル、6バーディー、2ボギーの66で回り、首位と2打差の3位と好発進。上原彩子は5バーディー、3ボギーの70で22位につけた。朴仁妃(韓国)とフォン・シャンシャン(中国)が64をマークしてトップに並んだ。

 インスタートの宮里藍は、最初の7ホールで3ボギーとつまずきながらも何とか立て直した。イーブンパーで迎えた最終9番で短いパーパットを外し、初日は1オーバーとなったが「もちろんスコアは伸ばしたかったけど、本当にいい一日」と笑顔を見せた。今季はトップ10入りがなく、賞金上位選手だけで争われる今大会は出場権がなかった。主催者推薦で臨む6週間ぶりの米ツアーで失うものはない。緻密にラインを読んでいたパッティングも「もともとの感覚を信じてルーティンを省略してみた」という。試行錯誤しながら、来季への手応えを探る。