ゴルファー青木功(72)の「プロ生活50周年を祝う会」が19日、都内で行われ、青木があらためて“生涯現役”の姿勢を示した。

 国内外のレギュラー、シニアなどプロ通算85勝を誇る青木は「ゴルフとはわが人生」とし、「引退という言葉は知っているけど、今の自分に引退という言葉は必要ない」と明言。今年は5月にひざの手術を受け、ほとんどプレーできず、「元気になってもう1回やれ、と神様が言っているようで、来年は倍返し。今年できなかった分まで頑張りたい」と意気込んだ。

 この会には安倍晋三首相(60)ら政財界、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(78)らスポーツ関係者ら800人以上が出席した。青木から「永遠のライバル」と言われた尾崎将司(67)も壇上でスピーチ。英雄が老いても覇気が衰えないという意味の「老騏千里」という言葉をささげ、「ゴルフというスポーツに出会えて、お互いに人生100%の満足度があると思う」「あんたのふくらはぎがあれば大丈夫」などとユーモアも交えながら祝福した。

 また、松山英樹(22)や石川遼(23)ら若手も駆けつけ、米ツアー挑戦の先駆者である青木に敬意を表していた。【岡田美奈】