日本(世界ランク12位)が、サモア(同11位)を26-5で破り、初の1大会2勝を挙げて悲願の8強入りへ望みをつないだ。

 日本は前半8分、五郎丸のPGで3点を先制。同24分、日本は2人をシンビン(10分退場)で欠くサモアを攻め、残り10メートルから日本ボールのスクラムとなり、認定トライを決める。五郎丸のコンバージョンも決まり、10-0とリードを広げた。

 五郎丸は同34分にもPGを決める。さらに前半ロスタイム、WTB山田がトライを決め、五郎丸も右側いっぱいからの難しいコンバージョンを成功。守りも冴え無失点で、20-0と大きくリードして前半を折り返した。

 後半に入っても、日本のディフェンスが光る。日本の徹底した激しいタックルに加え、リードされている焦りからかサモアのミスが目立つようになる。後半8分、五郎丸がPGを決め後半も日本が先に得点。同19分にも五郎丸がPGを成功させる。

 サモアは後半24分、日本のミスからボールを奪うと、陣形の崩れた隙を突いてCTBペレスがトライ。コンバージョンは失敗したが、ようやくこの試合初の得点を挙げる。しかし、日本はそれ以降追加点を許さず、リードを守りきった。

 1次リーグ最終戦で日本は、11日(日本時間12日)に米国と対戦する。