フィギュアスケート男子の田中刑事(22=倉敷芸術科学大)が14日、18年平昌五輪の舞台となる韓国・江陵での4大陸選手権(16日開幕)に向けて関西空港を出発した。前日13日に韓国入りした羽生結弦(22=ANA)宇野昌磨(19=中京大)らより1日遅れとなったが「調整は向こうでもこっちでもできるので。そんなに早く行く(ことにこだわる)必要はないと判断しました」と語った。

 この日は早朝から兵庫県内のリンクで約1時間の練習を実施。空港に到着すると、あわただしく出国準備を行った。前日13日の練習時には小さな女の子らから10個程度、バレンタインのチョコレートをもらったという。「いつもより(季節の)イベントとかを味わう感じじゃなく過ぎていっている」。羽生が欠場した昨年12月の全日本選手権では2位。そこから続く心地よい充実感を胸に「4大陸の舞台でしっかり戦いたい」と意気込み、機上の人となった。