<フィギュアスケート:グランプリファイナル>◇9日◇カナダ・ケベック

 母親、匡子さんの急死で欠場した浅田真央(中京大)に、選手たちが口々に哀悼の意を表した。

 浅田と同じ愛知県出身の鈴木明子(邦和スポーツランド)は女子ショートプログラムの演技後、「彼女はここで滑りたかったはず。代わりに滑ることはできないが、今の自分の役割は滑ること」と目を涙で潤ませ、声を震わせた。

 昨季の世界選手権でも浅田と競ったイタリアのカロリナ・コストナーは「言葉がない」と涙を流し、ロシアの14歳、エリザベータ・トゥクタミシェワも「とても残念。立ち直り、力強くカムバックしてくれることを願っている」と話した。

 男子の羽生結弦(宮城・東北高)は日本選手がウエアに喪章を付けたことを聞かれ「自分も被災した(東日本大震災)後の世界選手権で日本選手団が喪章を付けてくれた。悲しい思いを実感した」と沈んだ声で話し、高橋大輔(関大大学院)は浅田を「お母さんを大好きだった。今後どういうふうに向き合っていくのかがすごく心配」と気遣った。