7人制ラグビーの女子日本代表候補選手13人が25日、千葉県の陸上自衛隊習志野駐屯地で2泊3日の体験入隊を開始した。正式種目となる16年リオデジャネイロ五輪へ、日本ラグビー界をあげて強化の真っ最中。来月のワールドシリーズ第2戦米国大会、さらに6月のW杯(ロシア)のため、厳しい自衛隊の訓練でチーム力アップを図った。
「お前ら代表だろ!
声が出てないぞ!」。寒風吹きすさむ訓練場に、教官の野太い声が響き渡る。最初のメニュー「体力調整運動」は約3・5キロの模擬銃を使うなど11種目を行う。足腰の筋力に訴える跳躍に始まり、女性にはハードな鍛錬が続く。声が出てない、全員の動きが合わないと即座に「反省」。腕立て伏せ30回だ。泣きだす選手もいる。「いけるよ!
頑張れ!」。エースの山口真理恵(23)が、端正な顔を赤く染めて仲間を鼓舞する。
浅見監督は「自衛隊も有事の際には日本、世界のために国を背負う。私たちも、その覚悟を学びたかった」と説明。厳しい訓練で助け合うことで、団結力を強化する狙いだ。この日は計5時間以上の訓練。中村主将は「序盤でこれは…。きついし怖い」と話したが、教官の北敬二・2曹は「体は強い。あとはメンタルですね。ただ、最後には掛け声も出ていた」。選手たちの力量に目を見張った。
リオ五輪の出場条件は未定で、いまは世界で成績を残すことが重要だ。同監督は「今年はトップ6に食い込みたい」と、世界大会が続く13年の誓いを立てた。【阿部健吾】


