世界水泳の競泳男子100メートル背泳ぎで

 メダルを獲得した古賀淳也(22)は6月7日のジャパンオープンの50メートル背泳ぎ予選でスタートと同時に水着が脱げかけるアクシデントに見舞われ、予選落ちという珍事で有名になっていた。

 同大会では愛用していたデサント製の水着は国際水連に認可されず、日本代表の方針で認可されているレーザー・レーサー(LZR)で出場。ところが、従来の水着と着用方法が違っていたためにスタートと同時にひもが飛び出してほどけ、お尻の方から水着が脱げてしまった。

 「モノは出なかったけど、おしりは見えるほど脱げてしまった。あのまま泳いでいたら警察に捕まっちゃうので…」(古賀)とやむなく減速した。

 もっとも、これに発奮したのか9~16位決定戦では、入江陵介(19=近大)の優勝タイム25秒27を上回る、25秒17の好タイムをたたき出し、様々な意味で大物ぶりを発揮した。