<大相撲名古屋場所>◇14日目◇23日◇愛知県体育館

 白鵬の前人未到の8連覇はならなかった。今場所最長の1分4秒8にも及ぶ取組は、終始、日馬富士に優位な体勢を許す展開。逆転を狙った下手投げは、かえって相手に前に出る隙を与え、寄り切られた。昨年春場所から続いた史上1位の連覇は、元横綱朝青龍と並ぶ「7」で止まった。白鵬は「右、左どちらでも、まわしをつかんでやろうと思っていた。悔いはない。これが今の自分の力」と、素直に負けを認めていた。