<大相撲九州場所>◇8日目◇17日◇福岡国際センター

 5年ぶりの九州場所勝ち越しを狙う東前頭11枚目の舛ノ山(23=千賀ノ浦)は、勢(27=伊勢ノ海)を引き落として、6勝目を挙げた。

 「突き放せたのが良かった」と勝ち星に胸をなで下ろしたが、どこか浮かない表情。「相撲内容より、ちょっと疲れが出ている。それをどうにかしないといけない」。

 秋場所で悪化した腰痛が、ここに来てまた痛みだした。この日は幕内土俵入りの際にうずき、土俵入り後には氷で患部を冷やしていた。「疲れを取るには寝ること。夜10時には布団に入っている。股に枕を挟んで、カニばさみすると、腰への負担が少ないんです」。あと7日。耐える。