<大相撲九州場所>◇千秋楽◇23日◇福岡国際センター

 十両は元小結の時天空(モンゴル出身、時津風部屋)が、4敗で追っていた新十両の輝(石川県出身、高田川部屋)を内掛けで倒し、12勝3敗で2004年夏場所以来2度目の優勝を果たした。35歳2カ月での十両制覇は戦後2番目の年長で、62場所ぶりは戦後最も間隔が空いた十両優勝。

 序二段は、右股関節の大けがで番付を落とした元十両の竜電(山梨県出身、高田川部屋)が7戦全勝同士の優勝決定戦で大翔虎(愛知県出身、追手風部屋)を下し、先場所の序ノ口に続いて制した。

 幕下は肥後嵐(熊本県出身、木瀬部屋)、三段目は篠原(大阪府出身、阿武松部屋)、序ノ口は今夏の世界ジュニア選手権無差別級覇者の佐藤(兵庫県出身、貴乃花部屋)が、いずれも7戦全勝で13日目に優勝を決めた。