日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で春場所(3月11日初日、大阪府立体育会館)の番付編成会議を開き、十両昇進力士4人を発表した。新十両は千代鳳(19=九重)と千昇(28=式秀)の2人。再十両は里山(30=尾上)と荒鷲(25=花籠)に決まった。

 06年秋場所の栃煌山以来の10代関取が誕生した。初場所で6勝1敗の19歳の千代鳳は「まさかこんなに早く上がれるとは」。09年には左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがを負った。「励まして、応援してくれた人に感謝したい」と話した。九重親方(元横綱千代の富士)も「やることをやって頑張ってきた。成長著しい」と祝福した。