<大相撲夏場所>◇千秋楽◇20日◇東京・両国国技館

 西十両5枚目の磋牙司(30=入間川)は、西十両筆頭の舛ノ山(21=千賀ノ浦)を突き落としで破り勝ち越しを決めた。最初の仕切りはタイミングが合わず、2度目で立ち合い。相手の左差しに後退しつつも、うまく体を開いた。磋牙司は「運が良かった。相撲としては最悪」と勝ち越しの喜びよりも先に反省を口にした。中日までに5敗を喫したが、後半に盛り返した。「負けた相撲でも集中できていた。やっぱり気持ちですよね。序盤のままいっていたら危なかった」と振り返った。再入幕へ向けて翌場所につながる内容で締めくくった。