中京大中京(愛知)が、初回先頭から5連続長短打で3点を先制。優位に試合を進めて岐阜城北との隣県対決を制した。最初のアウトはプレーボール後、8分たってからだった。1番の河田は、本塁打が出ればサイクル安打という3安打の活躍で「サイクル安打はやったこともないし、意識もしなかった。勝ちにつながるヒットが打ててよかったです」。

 夏の甲子園初戦は17連勝となった。61年以降の中京商、中京時代を含む勝利の積み重ね。10年夏に就任した高橋源一郎監督(35)は「過去の初戦が16連勝だったとは知らなかったです」と驚きながら“中京”の歴史の重みを感じ取った。

 今大会は明徳義塾が84年から夏の初戦16連勝中。4番の伊藤は「つながりを大事にした攻撃で、さらに勝っていきたい」と、貪欲な姿勢で2回戦以降に挑むことを誓った。【宇佐見英治】

 ◆中京大中京が初戦17連勝 中京大中京は61年から夏の大会で出場17回連続初戦突破。夏の初戦17連勝は明徳義塾(16連勝=継続中)を上回る史上最長。