鳥取城北が鶴岡東(山形)に敗れ、12年以来の初戦突破はならなかった。

 序盤から投手陣が相手打線につかまった。先発の辻井裕也(3年)が2回に鶴岡東・黒川大翔(ひろと)内野手(3年)に先制弾を打たれ、4回2失点で右翼へ。2番手の西坂倖汰(同)は連続四球で2人に投げただけで降板し、3番手の沢田将哉(同)もバント処理で巧みなフィールディングは見せたが、5点を失った(自責3点)。エース辻井は「序盤に悔いが残る。実力不足です。あとの2人に申し訳ないことをしました」とがっくり。小学5年から中学2年まで野球と平行してゴルフに打ち込み、中学3年時にはベストスコア101を出したこともある。ドライバーで300ヤード飛ばす下半身の体重移動を野球にも生かして今夏は背番号1を勝ち取ったが、チームを初戦突破に導くことはできなかった。