33年ぶりに出場した鎌倉学園(神奈川)が、古豪復活へ1歩を踏み出した。

4-7で迎えた6回に4点を奪い逆転。直後からエース平本龍太郎投手(2年)が登板し、4回を2安打無失点に抑えて試合を締めた。68年以来の関東大会白星。平本は「我慢して我慢して、いつか絶対点を取れるとベンチで言っていました」とうなずいた。

県内有数の進学校で、春2度の甲子園を経験している古豪。52年前の秋は銚子商(千葉)に敗れて関東準優勝となり、翌年のセンバツ切符をつかんだ。以来、聖地からは遠ざかっている。52年ぶりの舞台へ、選出目安となる関東4強にあと1勝と迫った。平本は「センバツで勝って校歌を歌うのが目標。自分たちの野球をやっていきたい」と意気込む。鎌倉学園は来年で創立100周年。メモリアルイヤーに悲願を成就させる。