夏の山梨を制したのは、東海大甲府だった。3年ぶり15度目の甲子園出場を決めた。試合開始時の気温39度という灼熱(しゃくねつ)の天候に負けず、エース村尾竜弦投手(3年)が初出場を目指す帝京三に立ちふさがった。初回からテンポよく打たせて取る投球を続け、8回までゼロ行進と流れをもたらした。打線も負けじと3回に伊沢拓真内野手(3年)の2点適時二塁打で先制。5回、7回とタイムリーが飛び出し、投打で相手を圧倒した。

かつて巨人・楽天でプレーした仲沢広基監督(39)の下で、粘り強いチームに仕上がった。象徴的なのは準決勝の甲府工戦。4点ビハインドの9回2死一塁から同点に追いつくと、延長11回タイブレークの末にサヨナラ勝ち。3季連続甲子園出場と県内で抜きんでる力を見せていた山梨学院を倒して決勝進出した帝京三の勢いをものともせず、山梨の夏の頂点に輝いた。

◆東海大甲府 1957年(昭32)創立の私立校。生徒数は705人。野球部は57年創部で、部員数は88人。主なOBは中日・高橋周平、ロッテ高部瑛斗、ヤクルト鈴木蓮吾ら。甲子園は春6度、夏14度目の出場。山梨県甲府市金竹町1の1。八巻英世校長。

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