今春のセンバツに続き甲子園出場を果たした佐野日大(栃木)が甲子園練習に臨んだ。阪神OBでもある麦倉洋一監督(55)は「何回来てもいい場所。戻ってきたなとすがすがしく感じる」と振り返って、大会屈指の左腕、高部陸(3年)を擁する聖隷クリストファー(静岡)との初戦へ照準を合わせた。「いいピッチャーと当たるので楽しみ。球も速く制球もいいが、打てるストライクを見極めて少ない安打でも粘り、接戦に持ち込んで最後に1点取って勝ちたい」と理想の展開を描いた。

春の敗戦から大きな改革を断行した。打順や守備位置をガラリと入れ替えて選手に危機感を与えたほか、木製バットを使用して練習に励んだ。「(初戦で敗れた)センバツの結果のままでは夏はないと思った。木製バットで芯に当てるスイングを徹底させ、これで負けても言い訳するなと。夏に向けてこうやるんだと伝えた。その危機感と粘りに選手が応えてくれた」と狙いを明かした。現役時代から慣れ親しんだ甲子園を味方にする。

PL学園(大阪)を春夏6度の甲子園優勝に導いた中村順司元監督(79)の孫、中村盛汰主将(3年)は「風も暖かかったですし、非常に暑かったですね」と甲子園練習を振り返った。栃木の暑さは比べものにならない? と問われると、迷わず「いや、佐野も負けてないと思います」ときっぱり。暑さに負けず、さらに熱い戦いで高部攻略を狙う。

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