3年ぶり6回目の出場となった履正社(大阪)は、エース右腕・木村颯投手(3年)が先発する。多田晃監督(48)は「春の近畿大会での悔しさをバネに大きく成長し、大阪大会でも素晴らしいピッチングを見せてくれた」と絶大な信頼を寄せる。好調のバロメーターについては「ストレートのスピードはもちろん、キレのある変化球や縦のカーブ、フォークのコントロールが鍵。緩急をうまく使って打ち取ってほしい」と話した。

対戦相手の享栄打線で警戒する打者には長打力のある1番藤井、3番森迫、4番坂本の名前を挙げた。「前後でランナーを出さない丁寧な投球が必要でしょう」と引き締めた。

一方の打順は大阪大会決勝と同じ布陣で臨む。享栄は好投手がそろう投手王国だが、多田監督は「1番の岩本、4番の辻をはじめとする右打者の対応がポイント」と話した。「大阪大会でも彼らの長打や適時打で得点を重ねてきた。相手の質の高い変化球やインコースの攻めに対して、狙い球を絞ってしっかり準備してバッターボックスに入ってほしい」と攻略の糸口を挙げた。

理想の試合展開については「前半の早いイニングで2、3点を先取し、つないでつないで足も絡めながら5点くらい取りたい。木村が粘って2、3点に抑え、逃げ切る勝負ができれば」とイメージを明かした。

今大会のチームについて「1番から9番まで出塁率が高く、どこからでも点が取れるのが強み。多彩な攻撃で勝利をつかみ取りたい」と意気込みを語った。

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