<全国高校野球選手権:甲子園練習>◇2日

 元プロ野球投手の太田幸司氏の息子で、福知山成美の主将を務める太田幸樹は「父と同じグラウンドに立ててうれしい。父に甲子園は目指すだけの価値があると言われてきたけど、その意味が分かった」と感慨深げに話した。

 幸司氏は1969年夏の決勝で三沢(青森)のエースとして松山商(愛媛)と対戦し、0-0で延長18回引き分け再試合となる名勝負を演じた。背番号10の息子は自らと同じ右腕投手。この日の練習をネット裏で見守った父は「主将としてチームをまとめ、悔いのない戦いをしてほしい」とエールを送った。