<全国高校野球選手権:花巻東9-5彦根東>◇13日◇2回戦

 1894年の創部から初めて夏の甲子園出場を果たした彦根東(滋賀)が、初戦で敗れた。

 5点を追う5回に田中良外野手(3年)、武田圭太捕手(同)の適時打で2点を挙げ、反撃を開始。2-9で迎えた8回も山中俊亮主将(同)の適時打などで3点を返した。だが反撃も届かず、春夏通じて初の1勝はならなかった。三塁側アルプスは、学校のある彦根城の藩主、井伊家の「赤備え」がよみがえったような赤いTシャツの応援団が詰めかけた。8回途中に降板したエース平尾拓也(同)は「あれだけの方が応援してくれたのに、期待に応えられずに申し訳ないです」と肩を落とした。