<全国高校野球選手権:福井商2-1聖光学院>◇15日◇2回戦

 聖光学院の2年生左腕、石井成投手が終盤に力尽きた。8回2死三塁から、ふらふらと上がった打球が右前に落ちて勝ち越しを許した。

 追い込んでから外角の直球を続け、最後に選んだのは外へのスライダー。狙い通りの一球だったが「自分の球に力がなかったから、あそこに落ちた」と号泣して自らを責めた。

 福島大会での不調からは立ち直ったものの、1回戦は途中降板し、この日も踏ん張りきれなかった。

 課題に球速アップや体力強化を挙げ「自分がチームの支えになるくらいの気持ちで頑張りたい」と成長を誓った。