<全国高校野球選手権:前橋育英3-2常総学院>◇19日◇準々決勝

 常総学院が延長10回サヨナラ負けで4強入りを逃した。

 先発の飯田晴海投手(3年)が8回まで相手打線を6安打9三振無失点に抑えていた。2点リードの9回、右太もも裏がつり、ベンチに戻り、治療を受けた。1度はマウンドに戻るも、先頭打者に2球を投げたところで左太もも前部もつったため、降板した。

 代わって登板した金子雄太投手(2年)が2死走者なしから同点を許した。10回に四球と中前打などで1死二、三塁からサヨナラ打を中前に運ばれた。

 佐々木力監督(47)は「飯田は1回ベンチに戻ってきたところで変えるつもりでした。これからもっと上のレベルで頑張ってほしい」と淡々と振り返った。