<高校野球高知大会:明徳義塾2-1高知>◇27日◇決勝◇高知県営春野

 明徳義塾が選抜大会4強の高知に競り勝ち、4年連続の夏の甲子園出場を決めた。

 5回に1番矢野優生外野手(3年)の三塁打で先制。投手の岸潤一郎(2年)は速球を中心に攻めの投球。馬淵史郎監督(57)は「守りに尽きる。岸も一本立ちした」と喜び、岸は「昨年のベスト4に満足していない。甲子園では優勝を目指す」と意気込んだ。

 3年連続同一カードでの決勝。昨秋県大会の準々決勝で高知南に2-3と敗れて選抜大会出場を逃した明徳義塾が、3年連続2-1の同スコアで、甲子園切符を勝ち取った。

 ◆明徳義塾

 1973年(昭48)に中学、76年に高校が創設された中高一貫の私立校。高校の生徒数は669人(女子179人)。野球部は76年創部で部員数102人。甲子園出場は春14回、夏は15度目。02年夏に全国制覇。主なOBはオリックス伊藤光、女子プロゴルフ横峯さくら。所在地は須崎市浦ノ内下中山160。吉田圭一校長。