MLBではシーズン後半の熱戦が繰り広げられているが、そんな中MLBとドジャースは現地23日、来年7月14日に開催されるオールスターゲームのロゴと、会場となるドジャースタジアムの1億ドルに及ぶ改修計画を発表した。

ロブ・マンフレッドMLBコミッショナーは声明で「メジャーリーグベースボールはオールスターゲームを我々の象徴的なボールパークのひとつ、ドジャースタジアムに戻すことに興奮しています。2年連続のワールシリーズ進出もあり、フィールドでの継続的な成功と2020年のミッドサマー・クラシックへの期待はドジャーファンにとって最高の時となるでしょう」とコメントしている。

これまでドジャースは1949年、1959年、1980年のオールスターゲームを開催しており、来年で4回目の開催となる。

そのロゴだが、同スタジアムで使われている六角形の中から映画のように「オールスターゲーム」の文字が飛び出し、ドジャースのロゴとMLBのロゴ、「2020」の文字が配置され、ドジャーブルーを基調に、金色で縁取られたハリウッド感にあふれるデザインとなっている。

またドジャースタジアムの改修計画だが同スタジアムは1962年完成で、1912年完成のフェンウェイパーク、1914年完成のリグリーフィールドに次ぎ、MLBで3番目に古いスタジアムだ。

今回の改修では新たなレストランが設けられる他、座席のアップグレード、ファンフレンドリーエリアの設置、さらにはセンター後方のジャッキー・ロビンソン像のそばに、元ドジャースの投手で殿堂入りしているサンデー・コーファックス氏の像が新たに造られるということだ。

新スタジアムを建設するのではなく、こうした大規模改修でレトロなスタジアムをその雰囲気を残しつつ、最新設備に生まれ変わらせる動きはアメリカのスポーツ界では多くなっている。

ドジャースのスタン・ケイステン社長兼CEOは「2020年オールスターの公式ロゴを発表するだけでなく、ドジャースタジアムの最新の計画で、歴史的なホームを現代化し続けることに興奮しています。来年、これらのファンに優しい機能強化を披露することを楽しみにしています」と語ったということだ。

シーズンを戦いつつ、このように将来の計画も推進することがMLBの発展に結びついているのだろう。