米国で100年以上の歴史を持つ野球道具の老舗ブランド「ルイビル・スラッガー」が、ライバルメーカーのウイルソンに売却されることになったと23日、発表された。

 AP通信によると、売却額は7000万ドル(約84億円)。同ブランドを持つヒラリック&ブラズビー社のヒラリック4世最高経営責任者(CEO)は「一族での経営が希望だったが、時代は変わった。ブランド名が残る道を選んだ」と語った。

 同社は20世紀に入る前からルイビル・スラッガーの名称でバットを作り、ベーブ・ルースら名選手から昨季限りで引退したヤンキースのデレク・ジーターまで多くの大リーガーが使用していた。