ロイヤルズは22日、ヨルダノ・ベンチュラ投手が故郷ドミニカ共和国で交通事故に遭い、死亡したと発表した。25歳だった。

 ベンチュラは最速100マイル(約161キロ)の快速球を投げ込む本格派右腕。昨季は3年連続2桁勝利となる11勝(12敗)を挙げた。大リーグ通算成績は94試合に登板し、38勝31敗、防御率3・89。主力として14年から2年連続でチームのワールドシリーズ進出の原動力になった。14年には青木宣親外野手(現アストロズ)とプレーしている。

 ロイヤルズのデイトン・ムーアGMは「若くて才能に恵まれ、いつも笑顔だった。今は彼の死を悼みたい」とコメントを出した。

 また同日、インディアンスなどでプレーしたアンディ・マルテ内野手(33)も、ドミニカ共和国で運転中の事故のため、死去したと報じられた。

 MLB公式サイトは「奇妙な運命のいたずらなのか、メジャーでのマルテの最後の出場は、2014年8月6日のベンチュラのロイヤルズ戦だった」と伝えた。

 MLBでは昨年9月にイチロー外野手の同僚で、昨季16勝を挙げていたマーリンズのホセ・フェルナンデス投手(当時24歳)がフロリダ州マイアミビーチで事故死した。乗船中の高速ボートが岩礁地帯に衝突し、そのまま転覆した。