ヤンキースとレッズの試合で、得点を伴う珍しいトリプルプレーが成立した。

 トレードで移籍したばかりのトッド・フレージャー内野手(31)が2回無死満塁で遊撃手へのゴロを打つと、遊撃手が二塁を踏んだ後に一塁へ送球しまず併殺が成立したが、その間に三塁走者がホームイン。遊直と勘違いした二塁走者は一度二塁へ戻った後に三塁へ走り出したため、二三塁間で挟まれてアウトとなった。

 記録専門会社エライアスによると、メジャーで得点が伴うトリプルプレーが成立したのは、06年5月27日にマリナーズ城島健司捕手(当時29歳)がツインズ戦で記録して以来となる。

 ニューヨーク近郊出身のフレージャーは、この日が本拠地デビュー戦で親族、有人らが多数応援に訪れており「素晴らしい経験だった。トリプルプレーという記録にも残る」と笑顔で話した。