メジャーの公式戦全日程が終了した。マーリンズのイチロー外野手(43)は、代打のシーズン最多安打記録(28本)にあと1本届かなかった。ブレーブス戦に代打で左邪飛に倒れ、「2位じゃダメ」と、ジョークで自らにダメ出しした。来季の去就は未定ながら、メジャー18年目へ向けて、一両日中にも再始動する考えを明かした。

 <イチローと一問一答>

 -1年終わって

 「運動不足だね。今日からトレーニングするわ(笑い)」

 -積み重ねの1年

 「代打での安打の数、その記録と遭遇すると思っていなかったからね。その数字自体も関心のあったものではなかったし。ただ、長いことやっていることはそれなりに意義があるというか。新しいチャレンジ、確実にそうでしたから」

 -代打での発見は

 「何かを悟ることはないですね。毎日レギュラーで出ていれば、打撃だけは簡単になる瞬間があるんですよ、たまに。それが絶対にないです、代打では。これだけ長い歴史があっても、28本という数字に集約されていると思います」

 -アップダウンの激しいシーズン

 「アップダウンは激しくない。ダウンが最初長かった。通常の状態になるまで2カ月以上かかりましたから。それで(答えを)見つけられなかったら、どうしようもない。それを今回も見つけましたから、今の自分は嫌いじゃないです」

 -深い感覚

 「プロの世界ですから、それぐらいの深みがないとまずいでしょ(笑い)」

 -チームを去る人も

 「僕も去るかもしれない。それはわからないからね(笑い)」

 -ジーター新体制への期待感は

 「僕がいることが確定していればね、そりゃそうですけど。現段階では、それは(口にすることが)難しいですね」