インディアンスが延長13回サヨナラ勝ちで2連勝し王手をかけた。

 ヤンキースは、今季18勝、防御率2・25で投手2冠に輝いたエース右腕クルバーを立ち上がりから打ち崩し、6点を奪って3回途中でマウンドから引きずり降ろすことに成功。5回にはチーム3本塁打目が飛び出し、8-3と大量リードを奪った。

 しかし先発左腕サバシアの降板後、6回に2番手グリーンがインディアンスの1番リンドアに満塁弾を浴び、1点差まで詰め寄られた。さらに3番手ロバートソンが6番ブルースに1発を浴びまさかの同点となった。

 試合は延長にもつれ込み、ヤンキースは11回から6番手で登板した右腕ベタンセスが13回無死二塁からサヨナラ左前打を許し、敗戦した。

 崖っぷちに立たされたヤンキースは、8日(日本時間9日)の第3戦先発マウンドに田中将大投手(28)を送る。

 痛すぎる大逆転負けを喫し、延長で救援陣を疲弊させたジラルディ監督は「グリーンに替えたのは、我々がシーズン中やってきたいつも通りの継投。通常通りにしたが、うまくいかなかった」と話した。