ヤンキースが劇的な逆転勝利をおさめ2勝2敗のタイに持ち込んだ。

 試合は序盤でヤンキースの先発右腕グレイとアストロズの先発右腕マクラーズが互いに好投し、5回まで両チームのスコアボードにゼロが並んだ。6回にアストロズが、四球と打撃妨害などによる1死満塁で元DeNAのグリエルが走者一掃の左翼線適時二塁打を放ち先制し、さらに7回に1点を追加して4-0となった。しかし7回裏に新人王とMVP候補の2番ジャッジが今シリーズ2号となる先頭弾を放ったのを皮切りにその回2点を返し、8回には再びジャッジの左翼フェンス直撃適時二塁打、サンチェスの2点適時二塁打などで4点を追加し一気に逆転した。

 ヤンキースが、ポストシーズンのホームでの試合で4点差をひっくり返したのは、2003年のレッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦以来となる。

 ヤンキースは2勝2敗のタイで、王手がかかる明日18日(日本時間19日)の第5戦に田中将大投手(28)をマウンドに送る。

 ジラルディ監督は「7回までは劣勢だったが、選手たちはとにかく内容のある打席にして、諦めずに戦おうと。アーロン(ジャッジ)の本塁打が、我々に勢いをつけてくれた」と話した。

 ジャッジは自身の活躍について「現実ではないような気分だ」と話した。