フリーエージェント(FA)宣言選手が15日、公示された。国外球団とも交渉できる海外FA権を行使したのはソフトバンク鶴岡慎也捕手(36)オリックス平野佳寿投手(33)日本ハム大野奨太捕手(30)ロッテ涌井秀章投手(31)の4選手。交渉は16日に解禁となる。

 

 レンジャーズが、オリックス平野の獲得を検討していることが14日(日本時間15日)、明らかになった。救援陣の補強をオフのテーマに掲げるレ軍は、14年のパ・リーグセーブ王を徹底調査済み。日本市場の調査で実績を持つレ軍は、数年前から平野に熱視線を送ってきた。快速球に加え、落差の大きいフォークで勝負するスタイルは、佐々木、上原らメジャーで成功した救援投手との共通点。前回海外FA権を獲得した15年も、平野の動向に注目するなど、早い時期からリストの上位にランクしていた。

 GM会議に出席中のダニエルズGMは、平野について「ずっと調査を進めてきた選手で評価している」とコメント。今年3月のWBCで好投し、メジャー球にも適応した平野の獲得に動く方針だ。今後は、イチローの代理人でもあるジョン・ボグズ氏を窓口に交渉を開始する見込みだ。(オーランド=四竈衛)