ポスティング制度でメジャー挑戦を目指してきた日本ハム大谷翔平投手(23)の移籍先が、エンゼルスに決まった。代理人のネズ・バレロ氏、エ軍がともに正式に発表した。11月29日の渡米後、書類審査を経て7球団と直接交渉を行った結果、大谷が決断した。背番号は「17」。大谷は9日午後3時(同10日午前8時)、本拠地エンゼルスタジアムで入団会見を行う。

 昨年12月にMLBと大リーグ選手会が結んだ新労使協定により、海外選手の獲得に伴う契約金制限の適用年齢が、23歳未満から25歳未満に引き上げられた。25歳未満の選手との契約に使える金額は制限され、エンゼルスが大谷に支払える契約金の上限は231万5000ドル(約2億6600万円)となる。また、大谷はマイナー契約からスタートする見込みで、メジャーに昇格しても最低保障の年俸55万ドル(約6330万円)程度になるとみられる。